React Remixを使ってTODOアプリを作ってみる(5): デプロイとパフォーマンス最適化

この記事では、作成したReact RemixのTODOアプリを実際にデプロイする手順と、パフォーマンスを最適化する方法を解説します。さらに、アプリ全体をレビューし、最終的な調整を行います。

1. デプロイの準備

デプロイする前に、アプリがローカル環境で正しく動作していることを確認しましょう。以下のコマンドで開発サーバーを起動します。

npm run dev

ブラウザでhttp://localhost:3000にアクセスし、全ての機能が正常に動作していることを確認してください。

2. Vercelへのデプロイ

React RemixはVercelへのデプロイと相性が良く、簡単に設定できます。

ステップ1: Vercel CLIのインストール

以下のコマンドを実行してVercel CLIをインストールします。

npm install -g vercel

ステップ2: プロジェクトのデプロイ

プロジェクトディレクトリで以下のコマンドを実行します。

vercel

コマンド実行後、いくつかの質問に答える必要があります。

  1. プロジェクトのリンク: 新しいプロジェクトを作成するか、既存のプロジェクトにリンクします。
  2. デプロイ環境: 通常はデフォルトの設定で問題ありません。

ステップ3: デプロイの完了

Vercelはデプロイ完了後にURLを提供します。そのURLをブラウザで開いて、アプリが正しく動作していることを確認してください。

3. パフォーマンス最適化

静的ファイルの最適化

  • publicフォルダに配置された静的ファイル(画像、CSS、JavaScriptなど)を圧縮してサイズを削減します。
  • 画像形式はWebPAVIFを推奨します。

キャッシュの活用

  • Loaderで取得するデータに適切なキャッシュヘッダーを設定して、リクエストの頻度を削減します。
export const loader = async () => {
  return new Response(JSON.stringify(tasks), {
    headers: {
      "Cache-Control": "max-age=3600", // 1時間キャッシュ
    },
  });
};

クライアントサイドの最適化

  • 不要な再レンダリングを防ぐために、React.memoを活用します。
  • コンポーネントの分割と遅延読み込みを行い、初期ロード時間を短縮します。

4. アプリのレビューとテスト

デプロイ前に、アプリ全体をレビューし、必要に応じて以下を確認・調整します。

  • UIの確認: レイアウトが正しく表示されているか。
  • 機能の確認: タスクの追加、削除、編集が正しく動作するか。
  • エラー処理: 入力エラーやサーバーエラーに対する適切なフィードバックが表示されるか。

まとめ

この記事では、React RemixのTODOアプリをVercelにデプロイし、パフォーマンスを最適化する方法を学びました。これでTODOアプリが完成しました。次のステップは、さらに高度な機能を追加することや、他のプロジェクトで学びを活用することです。

参考情報

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この記事を書いた人

新卒4年目です。spring boot, jquery, vue を使ってフロントエンド開発、quarkus、azure kubernetesを使ってバックエンドを作ってました。 今は、UXデザイナーを目指して勉強中です! よろしくお願いします。

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